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吉松 誠(コルク)

Makoto Yoshimatsu

通称:コルクさん(Cork)として活動
BIRTH:1976
FROM:石川県

福祉事業経営者の想いを具体化し形あるものに作り上げていく経営者のパートナー

私は現在、福祉事業経営者の言葉にできない想い(ビジョン)を具体化する事で、
その想いを従業員と共有し、一丸となって利益を上げ「形」にしていく
経営者向けのパートナー・コーチングをしています。

私が初めて管理職についたのはカフェでした。
売り上げを上げようと必死でした。

部下の教育にも相当力を入れていました。
ですが、感じるのは私と部下の温度差でした。

私がどれだけ熱心に教育しても部下は空返事…
「はい」と言うだけで、私の指示には従ってくれません。
力を入れれば入れるほど、温度差は広がるばかり…
そのうち無断欠勤する者まで現れてきました…

私の想いは単純なものでした。
お客さんに喜んでもらえるカフェにしたかったのです。これだけの事だったのです。
(ここには自分が認められる人間になりたいという欲も強くありましたが…)

「何故伝わらないんだろう?…」
「何故誰も分かってくれないんだろう?…」

追い詰められていた私の頭には、常にこの2つの疑問が離れない状態でした。
上司にも相談しましたが、あまり取り合ってもらえませんでした。
上司からすると、それほど重要なことには聞こえなかったようです。
苛立ちだけが募る毎日…、
完全に行き場を失った私は肉体的にも
精神的にも疲労を隠せない状態になっていました。退職も考えました。

そんな時、ふと立ち寄った書店に私のヒントになるような
題名の本がずらりと並んでいるコーナーがありました。

そこは「自己啓発」の欄でした。
面白そうな題名の本を次から次と流し読みしていきました。
そこで「これは役に立ちそう!」と思った本を何冊も買いました。
多数の読書がきっかけで、私は大きな勘違いをしている事に気がつきました。
利益を上げる為には、部下達にやる気を起こさせることが何よりも先決である事、
その為に収入以外の動機づけが必要になってくる、等のことです。
私は必死に考えました。
まず、部下達のやる気を起こさせる為には、
仕事が「面白い」「楽しい」と認識できるところから取り組みました。

収入以外の動機づけは「お店に来ることが楽しい」という動機づけを作ろうと取り組みました。
そこからの取り組みは少しずつ変化を見せ始めました。
部下たちが楽しそうに仕事をしているように見えてきたのです。

人間は楽しくなると、力を発揮するもので、職場の雰囲気がどんどん良くなっていきました。
「本の力」を知った私は、その後も読書をやめませんでした。
自己啓発から始まり、心理学、精神世界、スピリチュアル、脳科学…
とにかく読み漁りました。本を読むと単純に知識がついてきます。
それから私は部下から「なんでも知っている人」という印象を持たれたようで、
いろいろな相談に乗るようにもなりました。
そうなると今度は部下達が私の想いに耳を傾けてくれるようになりました。
気がつけば私が理想とする職場が形になっていました。
部下達のやる気、笑顔、客数の上昇、仕事の効率アップ、収益のアップ…
この頃は売り上げも相当上がっており、
1日の売り上げ金額、月間の売り上げ金額など、歴代1位がでるほどになっていました。

上手くいかなかった頃の私は仕事を教えていました。
上手くいきだしてからは仕事の楽しさを教えるようになっていました。

ここで私は1つ確信に至りました。
部下に必要なのは仕事の楽しさを教えてくれる人なのです。
部下の育成とは仕事の楽しさを教えることである、という持論が出来上がりました。
その後の私は老人施設でも現場管理をしましたが、
この持論は的中していました。
部下がそれぞれの力を発揮し、それぞれが楽しく仕事をする事で、職場環境が良くなる。

そこで初めて部下達が私の想いに賛同してくれるのだと。
私は今でもこの持論を疑うことはありません。

部下にとって「仕事とは何をするか、ではなく誰とするか」が重要であるということです。
部下達が「あなたの会社に入ってよかった」と心から思えた時、
あなたのビジョンに皆が賛同してくれます。
給料はもちろんですが、「あなたの会社で働く」という強烈な動機づけが生まれて来ます。
福祉事業会社の発展の本質ともいえるでしょう。

私はこれが中小企業の力を最大に発揮した姿であると自負しています。
多くの中小企業が持つ本当の力を発揮する事が日本の発展です。
更には、一社でも多くの企業が潤うことで失業者が出ず、
経済的・人間的豊かさの両方を持った人たちが増え、この日本が安心して生活できる国であり、
人々が充実した人生を送れるように取り組んでいます。

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